AMDD、関連2団体とメディアセミナーを共催
2013年6月24日
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米国医療機器・IVD 工業会(AMDD)は去る4月と6月、他団体との共催でメディアセミナーを開催しました。
一つ目は4月24日に日本臨床検査薬協会(JACRI)と共催したメディアセミナーで、「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の診療~日本列島からピロリ菌を駆逐する」として開催されました。
二つ目は日本不整脈デバイス工業会(JADIA)との共催メディアセミナーで、6月24日、「心臓突然死の現状と対策」として開催されました。心臓突然死とは、発症後1時間以内に意識喪失を起こして死に至るもので、心臓に起因するものとされていますが、心臓に基礎疾患がない場合もあり、発症の仕方もその時期も予測できないのです。
アメリカでは心臓突然死は年間約35万人に上りますが、近年日本でも増えつづけており、一昨年の年間死亡者数が7万人を超えました。しかも40~50代という働き盛りに多発することから、社会的側面からもクローズアップされています。心臓突然死の直接の原因はほとんど心室細動という不整脈によることが分かっており、心室細動は適切な治療によって予防できる心疾患なのです。
このメディアセミナーでは、日本医科大学の新田隆・心臓血管外科教授が「日本における心臓突然死の現状」と「心臓突然死への対応」について、また東邦大学医学部の池田隆徳・循環器内科学教授が「心臓突然死の原因と予知・予防」について講演されました。