一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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米国医療機器・IVD工業会

団体活動報告

これからの日本の医療を考える

2007年11月12日

キーワード

「これからの日本の医療と先進医療技術」に関するメディアフォーラムを開催

 

日本が世界最速で高齢化社会に突入したことにより、近年、政府による国民医療費の総額抑制が叫ばれています。
このメディア・フォーラムでは、国民医療費に対する概念を「負担」から「投資」へとシフトさせ、より良い患者ベネフィットが得られる、質の高い患者中心の医療の実現に向けた日本の医療はどうあるべきか、国民医療費を健康への「投資」として新しい観点からとらえることで、増加しつづける国民医療費の効率的な資金配分と、高い患者ベネフィットがえられるであろう分野へより多くの資源を投入することの必要性について考えました。

近年、日本の医療の質が高く保たれているのは、医師の、とくに急性期の患者を多く診る勤務医や看護師の個人の献身的な努力に支えられているということが、さまざまなかたちで報告されるようになりました。医師や看護師の数を増やし、適正な配置をすることは、医療費の増大につながりますが、質の高い患者中心の医療を確保するためには必要であることは論を俟ちません。

また、がんや心臓病、脳疾患などの重篤な病気を早期に診断・発見し、もし病気になったとしても、低侵襲の治療法によって早期の回復・社会復帰、そして入院日数の短縮を実現できる先進医療技術に、イノベーションに対する価値に見合った適正な価格や診療報酬を維持するためにさらなる投資を行っていくことによって、医療経済的な見地からもトータルの医療費の削減につなげることができると思われます。

今回のメディアフォーラムは、先進医療技術に対する意識調査結果の報告や診療報酬改訂での事例報告とともに、日米双方の医療事情に詳しい東京慈恵会医科大学の大木隆生教授をスピーカーとしてお招きし、これからの日本の医療についてともに考える場といたしました。

日時2007年11月12日(月)18時30分~20時30分
場所帝国ホテル本館3F 雅の間
〒100-8558 千代田区内幸町1-1-1 電話03-3504-1111(代表)
テーマ「これからの日本の医療を考える」
―より良い患者ベネフィットを得るために、国民医療費の配分は重点的に―
報告I「先進医療技術についての意識調査結果」
ウィリアム・ホール氏 (シノベイト ヘルスケア ジャパン)
報告II「診療報酬改訂での画像診断機器の価値について」
スティーブ・プランケット氏 (GEヘルスケア)
特別講演「これからの日本の医療と先進医療技術」
大木 隆生氏 (東京慈恵会医科大学 血管外科 教授)
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