AMDD 第3回年次総会が開かれる
2011年9月15日
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AMDD第三回総会
米国医療機器・IVD工業会(AMDD)の第3回年次総会は2011年9月15日、東京・日比谷の帝国ホテルで開催されました。デイビッド W.パウエルAMDD会長は開会の挨拶で「去る3月、東北地方を襲った地震、津波、原発事故による災害では加盟企業が無料提供も含めて医療機器の供給を素早く再開できたことを誇りに思う」と述べました。
またポール・ボンド監査役も事業報告の中で、AMDDとして東日本大震災に1000万円を寄付したという報告があり、2012年度の予算案とともに全会一致で承認されました。続いてAMDDの9委員会から6委員長が前年度の活動報告と次年度の事業計画を詳しく説明しました。
この日の来賓は、在日米大使館のヘレン・ピーターソン通商担当官と米国先進医療技術工業会(AdvaMed)のラルフ・アイブス副会長(国際戦略担当)。ピーターソン氏からは医療機器と医薬品、ワクチン政策などに関する米日二国間協議の最近の動きなどが紹介されました。また今年の特別講演は学習院大学の遠藤久夫教授(経済学)の「日本経済と医療政策」で、遠藤教授は前中央社会保険医療協議会(中医協)会長の体験を踏まえて今後の日本の医療行政の方向についても示唆されました。