一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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団体活動報告

AMDD、第4回年次総会を開催

2012年9月13日

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米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は、第4回年次総会を2012年9月13日、東京・内幸町の帝国ホテル(桜の間)で開催しました。はじめに、去る4月に第3代会長に就任した島田隆会長(日本メドトロニック代表取締役社長)より「AMDDは先進医療技術の提供を通じて日本国民の医療向上を図る活動を続けている」と挨拶がありました。

さらに次年度予算や定款変更が承認されたあと、各委員会の委員長から過去1年間の活動報告がなされ、RAQA委員会の報告が注目を集めました。その要旨は、以下の通りです。

─ この1年間、「薬事法」改正に関して様々な対話の場があった。厚生労働大臣に対して11年7月、PA委員会やアドボカシー委員会の協力も得て、「医療機器の薬事法改正に係る提言書」を提出したが、QMS(ISO13458)の内容を変更することなく、「医療機器を医薬品などとは別立てにしてほしい」と要望した。去る6月には、新成長戦略が閣議決定され、ライフイノベーションの中に「革新的な医薬品と医療機器の創出」「ドラッグラグ、デバイスラグの解消」が特記されており、医療機器の流れが変わった。並行して国会議員の医療機器産業に関するヒアリングでも「薬事規制がどうあるべきか」について業界の意見を述べることができた。そんな中、小宮山厚生労働大臣(当時)より「医療機器の特性に応じた規制が望ましい」との発言もあった。将来的には、法的に「医薬品、医薬部外品及び化粧品」と「医療機器」に分割されるかも知れない。─

特別講演は慶応義塾大学総合政策学部の印南一路教授より、「近未来の医療政策~二段階理念論による問題解決」をテーマに、「医療問題の解決には、医療供給体制/医療保険制度/診療報酬制度を総合的に運用する必要があり、この3本柱の統一理念とした医療基本法の制定が欠かせない」とお話がありました。

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