第22回メディアレクチャー 最新の医療技術で子宮頸がんから女性を守る
2011年9月1日
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最新の医療技術で子宮頸がんから女性を守る
~がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーンを目前に、日本の子宮頸がん検診の課題を探る~
「子宮頸がん」は予防可能な癌として、ワクチンの登場を機に、その名前は広く知られるようになりました。しかし、ワクチン接種だけでは子宮頸がんを100%予防することはできず、検診の併用が重要であることへの認識はまだ低い状況にあります。また、検診には「細胞診」と「HPV DNA検査」がありますが、これらの違いや正しい活用方法についての理解は進んでいません。また、子宮頸がん検診の受診率は依然低い状態が続いており、受診率向上のための対策が求められています。
今回のメディアイベントでは、日本の子宮頸がん検診の課題を探るとともに、海外の事例より、日本における検診率向上への対策について議論しました。
講演Ⅰでは、東京女子医科大学 産婦人科学教室 准教授の平井康夫先生より、子宮頸がん予防における3つの医療技術の役割と活用方法についてお話いただきました。また講演Ⅱでは、大阪大学大学院 医学系研究科 招聘教授の小林忠男先生より、日本における子宮頸がん検診の課題と対策について海外の事例を基にお話いただきました。
日時 | 2011年9月29日(木)14:00~15:30 |
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テーマ | 最新の医療技術で子宮頸がんから女性を守る ~がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーンを目前に、日本の子宮頸がん検診の課題を探る~ |
講演Ⅰ | 「子宮頚癌予防のための3つの新技術 -液状化検体細胞診(LBC)・HPV検査・HPVワクチンの実際-」 平井 康夫 氏 (東京女子医科大学 産婦人科学教室 准教授 ) |
講演Ⅱ | 「日本の子宮頸がん検診の課題と必要な対策-欧州の例をとって-」 小林 忠男 氏 大阪大学大学院 医学系研究科 招聘教授 / 恩賜財団済生会 滋賀県病院 臨床検査科 前部長 |