第23回メディアレクチャー安全に治療技術を向上させる先進医療技術
2012年3月1日
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安全に治療技術を向上させる先進医療技術
~患者さんを苦痛や再入院の危険から守る最新テクノロジー~
米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は第23回メディアレクチャー「安全に治療技術を向上させる先進医療技術~患者さんを苦痛や再入院の危険から守る最新のテクノロジー~」を、2012年3月6日、帝国ホテルで開催しました。
最初に登壇した大阪大学大学院医学系研究科 運動器医工学治療学寄附講座教授の菅野伸彦先生の演題は「股関節手術ナビゲーションの臨床的ベネフィットと今後の展望」。ナビゲーションを使うことで、股関節手術で使うノミの先端がリアルタイムでモニター画面に3次元で映し出され、経験の浅い術者でも正確な人工関節の置換が可能であることを説明されました。また股関節可動域の確認も可能となり、患者さんに応じた動作制限が設定できるため、患者さんのQOL向上に繋がります。これは日本発の先進医療技術で、今年4月から保険が適用され、今後の普及が期待されています。
次に、九州大学病院医療技術部 放射線部門の中村泰彦先生より「CT検査における造影剤自動注入器の必要性と安全対策」をテーマにお話をいただき、造影CT検査において1%弱の確立で発生する造影剤の血管外漏出について、安全対策の必要性と、そのための保険適用の重要性について解説いただきました。
日時 | 2012年3月6日(火)14:00~15:30 |
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テーマ | 安全に治療技術を向上させる先進医療技術 ~患者さんを苦痛や再入院の危険から守る最新テクノロジー~ |
講演Ⅰ | 「股関節手術ナビゲーションの臨床的ベネフィットと今後の展望」 菅野 伸彦 氏 大阪大学大学院医学系研究科 運動器医工学治療学寄附講座 教授 |
講演Ⅱ | 「X線CT検査における造影剤自動注入器の必要性と安全対策について」 中村 泰彦 氏 九州大学病院医療技術部放射線部門 メディカル・インフォメーションセンター |