第1回 日本臨床検査薬協会共催 IVDメディアセミナー
2012年8月1日
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個別化医療はどこまで可能か?
~求められる遺伝子検査の開発と運用への対策について~
米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は2012年8月27日、日本臨床検査薬協会と共催でIVDメディアセミナー「個別化医療はどこまで可能か?」を、東京・丸の内の三菱ビル「エムプラス」で開催しました。
最初に、両会を代表して池田勲夫氏(アボットジャパン㈱代表取締役会長兼社長)が挨拶し、その後、西田美和氏(ロシュ・ダイアグノスティックス㈱薬事・臨床開発部部長)が体外診断用医薬品の開発や個別化医療、コンパニオン診断薬などについて解説しました。
続いて登壇した国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科科長の藤原康弘氏(内閣官房医療イノベーション推進室次長併任)は「臨床現場から見たコンパニオン診断の運用とインフラ整備に関する課題」と題して講演し、患者個人の遺伝子情報に基づいて最適な治療を選択する「個別化医療」のしくみを説明されました。その一例として乳がんに効く分子標的薬「トラスツズマブ」(商品名/ハーセプチン)が紹介され、バイオマーカーHER2を利用することで治療効果の予測が可能となり、重症な副作用を未然に防ぐことができることなど、コンパニオン診断薬の重要性と課題が指摘されました。
日時 | 2012年8月27日(月) 15:00~16:30 |
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テーマ | 個別化医療はどこまで可能か? ~求められる遺伝子検査の開発と運用への対策について~ |
講演Ⅰ | 「個別化医療を推進するための診断薬業界の活動」 西田 美和 氏 ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 IVD 事業本部ライフサイクルマネジメント部門 薬事・臨床開発部 部長 |
講演Ⅱ | 「臨床現場から見たコンパニオン診断の運用とインフラ整備に関する課題」 藤原 康弘 氏 独立行政法人国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科 科長 内閣官房医療イノベーション推進室次長 |