第27回メディアレクチャー 「単回使用医療機器(SUD)の安全運用とSUD再製造の役割」
2019年12月1日
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米国医療機器・IVD工業会(AMDD)は2019年12月3日、東京・丸の内のトラストシティカンファレンス・丸の内で、単回使用医療機器(SUD)の安全運用をテーマに第27回メディアセミナーを開催しました。
医療機器の中には単回使用に限定されている製品があり、それらを単回使用医療機器(SUD)と呼びます。昨今、このSUDについて、医療機器製造販売業者がその責任のもと適切に収集・処理を行うことで、再び使用できるようにする「再製造」に関する制度(再製造単回使用医療機器基準)が整備され、8月には国内初となるSUD再製造品が承認されました。このような背景から、今回のメディアレクチャーではSUDの定義や院内滅菌と再製造の違い、安全性対策を取り上げました。
本レクチャーのファシリテーターとして、前・厚生労働省医政局長(元・政策参与)の武田俊彦氏をお招きし、会の冒頭では単回使用医療機器(SUD)と再製造単回使用医療機器(R-SUD)についてご説明をいただきました。
講演Ⅰでは、大阪大学医学部附属病院 病院教授 手術部・材料部・臨床工学部 高階雅紀先生に、SUDの臨床現場における課題とSUD再製造の役割について臨床医の視点からご講演いただきました。(高階先生の講演要旨はこちらをご参照下さい)
続く講演Ⅱでは、R-SUDの制度整備に専門家として関わってこられた、東京女子医科大学附属成人医学センター所長 上塚芳郎先生より、SUD再製造の日本導入の経緯と安全性対策についてご講演いただきました。
開会に際しAMDD会長・加藤幸輔が、また閉会に際してはAMDD・R-SUDサブワーキンググループリーダーの伊藤由美がそれぞれ挨拶を述べました。
日時 | 2019年12月3日(火)14:00~15:30 |
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テーマ | 単回使用医療機器(SUD)の安全運用とSUD再製造の役割 |
導入部 |
「単回使用医療機器(SUD)と再製造単回使用医療機器(R-SUD)について」 武田 俊彦 氏前・厚生労働省医政局長/元・政策参与 岩手医科大学 医学部 客員教授/ボストンコンサルティンググループ シニアアドバイザー |
講演I |
「単回使用医療機器(SUD)の臨床現場における課題とSUD再製造の役割」 高階 雅紀 先生大阪大学医学部附属病院 病院教授 手術部・材料部・臨床工学部 |
講演II |
「SUD再製造の日本導入の経緯」 上塚 芳郎 先生東京女子医科大学 特任教授 |