第4回メディアレクチャー高齢化社会における先進医療技術
2003年7月1日
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高齢化社会における先進医療技術 ~白内障と創傷治療~
白内障と褥瘡は高齢化社会を反映して増加している疾患の一つであり、その医療技術の発展に伴ない、飛躍的に治療法が進歩し、患者QOL(生活の質)が向上しています。
レクチャーの第1部では、60歳代になると70%の人に認められるという白内障の最新治療法についてご紹介しました。白内障は、低侵襲、短時間の手術により、日帰りが可能になっています。第2部では、迅速に損傷皮膚を本来の機能的性質に修復する創傷治療を取り上げました。特に、現在寝たきり患者のうち約6%が苦しんでいる褥瘡は、最新の治療材料と方法で、増加する高齢者のQOL向上に大きく貢献しています。また、培養皮膚についてもご紹介いたしました。
日時 | 2003年7月25日(金)13時30分~15時30分 受付開始13時00分 |
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テーマ | 高齢化社会における先進医療技術 ~白内障と創傷治療~ |
第1部 | 「最新の白内障手術」(40分) 講師:ビッセン宮島弘子(東京歯科大学水道橋病院 眼科教授) |
第2部 | 「創傷治療の最前線」(40分) 講師:塩谷信幸(北里大学名誉教授) |
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- 最新白内障技術と先進医療技術:白内障手術の変遷と、最新の白内障手術装置や眼内レンズ技術による患者への術後効果等を事例をまじえて解説。宮島氏によるスライド。
- 創傷治療の最前線:創傷治癒のメカニズムや過程について、様々なケースを元に紹介。創傷治癒センター設立の海外・国内の現状や今後の課題についても言及。塩谷氏によるスライド。
- 講師プロフィール:ビッセン宮島弘子氏:東京歯科大学水道橋病院眼科教授、慶応義塾大学医学部眼科講師(非常勤)、Vision Restoration編集長、Ocular Surgery News編集委員、International Implant Society役員。 研究分野は眼科学 特に白内障、屈折矯正手術分野。
- 講師プロフィール:塩谷 信幸氏:北里大学名誉教授、北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長、医療法人社団城西クリニック名誉院長。形成外科、美容外科の発展に尽力。