第5回メディアレクチャー低侵襲医療機器の経済効果とその具体例
2003年10月1日
- キーワード
低侵襲医療機器の経済効果とその具体例 - 脳深部刺激療法(DBS)
レクチャーの第1部では、「先進医療技術の価値」の計数化を図り、医療費削減効果について最近の研究データのご紹介とともに、脳深部刺激療法(DBS)や心臓バイパス手術に代わるステントを用いたケーススタディも併せてご紹介申し上げました。患者の体への負担が少ない低侵襲治療は、急性期治療費用を劇的に削減する先進医療技術です。
また第2部では、DBSを用いたパーキンソン病およびジストニア患者の具体的な治療例を、映像を交えてご紹介申し上げました。日本では、パーキンソン病患者は約12万人、ジストニアは約2万人いるといわれており、それぞれこの療法によって飛躍的に生活の質(QOL)が向上し、それによる介護費用等の大幅な削減が見込めます。
また、最後に東京女子医大の桜井靖久先生を交えて、パネルディスカッションを行いました。
日時 | 2003年10月28日(火)13時30分~15時30分 受付開始13時00分 |
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テーマ | 低侵襲医療機器の経済効果とその具体例 - 脳深部刺激療法(DBS) |
第1部 | 日本における先進医療技術の経済効果」(40分) 通訳あり 講師:マイケル・J・レイシー (米国ボストン・サイエンティフィック社 医療経済研究部ディレクター) |
第2部 | 「パーキンソン病とジストニアなどの新しい治療法 脳深部刺激療法(DBS)」(40分) 講師:島 史雄(医療法人貝塚病院 脳神経外科) |
パネルディスカッション | パネリスト:桜井靖久(東京女子医大)、マイケル・J・レイシー、島 史雄 |
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- 日本における医療技術の有用性:低侵襲性療法について、有効な疾患や費用対効果など具体例の紹介をまじえて解説。マイケル・レイシー氏によるスライド。
- 不随意運動に対する深部脳刺激療法(DBS):主にパーキンソン病とジストニアの症例を挙げ、DBSによる治療効果を紹介。島史雄氏によるスライド。
- 講師プロフィール:マイケル・J・レイシー氏:ボストン・サイエンティフィック社の医療経済・成果リサーチ担当部長(Director of Health Economics and Outcomes Research)。医療保険制度での新しいテクノロジーに関する償還と保障の分野についての支援業務に尽力。
- 講師プロフィール:島 史雄氏:医療法人貝塚病院常任顧問。専門領域は、脳神経外科、機能神経外科など。