第10回メディアレクチャー心不全治療と先進医療技術
2007年1月1日
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心不全治療と先進医療技術~CRT-Dから始まるハイブリッド治療と患者メリット~
今回は、昨年夏に承認された心疾患患者向けの画期的な医療機器、CRT-D(心再同期治療機能付き植込み型除細動器)を取り上げました。CRT-Dとは、CRT(心臓再同期療法;両心室ペースメーカ)とICD(植え込み型除細動器)の両方の性能を有する、いわゆるハイブリッド医療機器です。ふたつの先進的な技術が融合したことにより、CRTの治療目的である重症心不全と、ICDの治療目的である基礎心疾患を伴う持続性心室頻脈または心室細動など致死性不整脈を治療するだけではなく、それぞれの方法や装置を単独、または併用することによっても達し得なかった治療効果が期待されています。
講師に、東京女子医科大学病院 循環器内科 松田直樹氏をお招きし、このハイブリッド治療について詳しくお話しいただき、ふたつの性能が一緒になったことで、どのような患者メリットが創出されるのかについて、また、医療機関内でも複数の診療科同士のハイブリッド化が進んでいることによる先進医療技術の導入に伴う医療システムの変革などについてもお話いただきました。
日時 | 2007年1月25日(木)14時半~16時 |
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テーマ | 心不全治療と先進医療技術 ~CRT-Dから始まるハイブリッド治療と患者メリット~ |
講演 | 松田直樹氏(東京女子医科大学病院 循環器内科 講師) |