第14回メディアレクチャー心疾患の重症化を防ぐ先進医療技術
2008年11月1日
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心疾患の重症化を防ぐ先進医療技術
~最新の血液バイオマーカー検査による早期発見と予防~
がんや脳卒中と並び、日本人の三大死因の一つとして挙げられる心疾患は、40~50歳以上の働き盛りの年代では近年増加傾向を強めており、日本人労働者の突然死の最多原因の1つともされています。初期段階では、生活習慣の改善や服薬でのコントロールが可能ですが、症状の進行に伴い手術による治療を必要とし、時に深刻な後遺症や死を招くことから、的確な検査による早期発見・早期治療が有効とされます。近年では、使用者の能力に依存しない最新の血液バイオマーカー(血清中に含まれる物質)測定システムを用いた検査を導入し、虚血性心疾患や心不全などの心疾患の早期発見に役立てることで、より診断精度の高い検診を実現している地域もあり、全国レベルでの集団検診への実用化が期待されます。
今回のレクチャーでは、前島根大学医学部附属病院診療教授の島田俊夫先生をお招きし、最新の血液バイオマーカーを用いた検査による、心血管系の異常の早期発見の有用性についてご講演いただきました。
日時 | 2008年11月21日(金)15時~16時40分 |
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テーマ | 心疾患の重症化を防ぐ先進医療技術 ~最新の血液バイオマーカー検査による早期発見と予防~ |
はじめに | 「心疾患の早期発見に貢献する体外診断用医薬品」 桜井 靖久氏 (東京女子医科大学名誉教授) |
講演1 | 「心疾患におけるバイオマーカー検査の有用性~予防から診断・治療~」 島田 俊夫氏 (前島根大学医学部附属病院診療教授) |