一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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メディアイベント

第15回メディアレクチャー患者ベネフィットの向上と診療前検査

2009年11月1日

キーワード

患者ベネフィットの向上と診療前検査
~日本の医療現場への普及のための課題を考える~

近年、勤務医不足の深刻化、地域医療の崩壊など、世界最高レベルと評価されてきた日本の医療の問題点が様々な局面で顕在化しています。このような状況は一般でも広く関心を集めており、患者さんの視点に立った、安心、かつ質の高い医療を求める世論が一層の高まりを見せています。

このような医療環境の中、最近では臨床現場において、診察前に血液検査を行い、検査結果を基に迅速な診断を可能とする「診療前検査」が注目を集めています。「診療前検査」は、迅速な診断による効率的な治療の開始、疾患の重症化の回避、当日中の結果報告による受診回数の低減など、医療機関と患者さんの両者にベネフィットをもたらす検査体制です。しかし、未だ十分な評価を得られておらず、診療報酬が低いなどといった理由から、多くの医療機関が導入に踏み切るだけのインセンティブが働いていないという現状があります。

この度のメディアイベントでは、講演Ⅰとして帝京大学医学部臨床病理学教授・同附属病院副院長の宮澤幸久先生より、「診療前検査」の導入が医療現場にもたらす効果、そして医療現場への更なる普及のための制度的な課題についてお話しいただきました。また講演Ⅱでは、伊藤病院院長の伊藤公一先生より、患者ベネフィットの観点から、全国に先駆けて「診療前検査」を導入してきた伊藤病院の取り組みをお話いただきました。

日時 2009年11月9日(月)16時30分~18時
テーマ 患者ベネフィットの向上と診療前検査
~日本の医療現場への普及の為の課題を考える~
講演1 「診療前検査と医療制度」
宮澤 幸久 氏 (帝京大学 医学部 臨床病理学 教授/帝京大学医学部附属病院 副院長)
講演2 「広がる診療前検査~臨床へのアシスト、患者へのサービス~」
伊藤 公一 氏 (伊藤病院(甲状腺疾患専門) 院長)
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