一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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米国医療機器・IVD工業会

医療技術・IVDの変遷

ポケットエコーの普及

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超音波診断装置は、レントゲン機器に比べ、被験者に対する侵襲性が非常に低く、多くの医療現場で使用されています。ただ従来の装置は重量も重く、ほとんどの装置はキャスターが付いていて、押して移動させる形態です。そのため、狭い場所や病院の外などでは使いにくいものでした。

聴診器のように使えるポケット型エコーは、多くの医療現場から支持をいただき、在宅/往診やドクターヘリ、ドクターカー、DMATなどの院外医療の現場はもちろん、ICU、病棟、外来などの院内に至るまで、様々な医療現場で活用されています。

患者さんの容態が急に変化をした時、医師がふと気になる兆候を感じた時、十分な検査手段がない環境下の時、その場ですぐに取り出すことができるポケット型エコーは頼りになる存在だと多くの医師の方々から高く評価されています。たとえ先進国であっても、時と場所によっては十分な医療手段を確保できない状況はいくらでも存在します。そうした「医療の隙間」を埋めてくれる小型の医療機器は、超音波診断装置に限らず他の医療機器でも多くのニーズがあると思われます。

文責:GEヘルスケア・ジャパン株式会社 村井雅之

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