一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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米国医療機器・IVD工業会

医療技術・IVDの変遷

医療画像IT化の動き

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画像診断の分野では、従来は撮影された画像をフィルムに落として読影や保存などの運用をしていましたが、最近ではPACS※によるフィル ムレス化の動きが加速化しています。

フィルムレス運用のメリットは、複数の場所で同時に画像が見られることによる「チーム医療・地域医療の促進」、画像処理などによるプレゼン効果で「インフォームドコンセントの向上」、高速な過去画像比較が可能になることによる「診断の質の向上」、膨大なフィルム管理・運搬・廃棄コストの削減、DPC時のフィルムコストの削減、多列化で膨大な数になったCTやMRなどの診断スピードの向上などが挙げられます。

課題としては、医師等に操作やモニタ読影の研修が必要な点、導入コストと運用管理・保守コストの増大などが考えられていますが、2006年より電子的に画像運用した場合に診療報酬が加算され、2008年にはさらに拡大・増点がなされたため、医療機関ではPACSを導入し、フィルムレスの運用を始める施設が増えてきています。

※PACS:Picture Archiving and Communication Systems(医用画像管理システム)

文責:GEヘルスケア 小林

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