一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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医療技術・IVDの変遷

マンモグラフィ検診受診率向上にむけて 検査の不快感を低減し、診断能向上を実現

キーワード

乳がん検診の受診者がマンモグラフィを敬遠する理由は、検査の不快感や痛みが大きい影響を与えているとされます。*1

日本国内の受診者、術者、医師の意見を取り入れ、マンモグラフィにおいて痛みや不快感の低減が可能な次世代型マンモグラフィ装置が開発されました。術者は最適な位置にポジショニングを行い、検査に必要な最低限の圧迫を加えます。受診者は術者からのアドバイスに基づき、受診者自身がコンパクトな専用のワイヤレスリモコンである自己圧迫機能を使って、不快にならない範囲で受診者自身が主体的に最大限の圧迫を行うことにより、受診者の負担を低減します。また、受診者が初めて検査室に立ち入った際に緊張を和らげる装置の外観デザイン、受診者に触れる乳房支持台を薄く丸みを帯びた形状にし、フェイスガードの形状を湾曲させることで撮影時の首の痛みを低減しています。近年、マンモグラフィの診断能は、乳房トモシンセシス(DBT)の開発により向上しました。複数の研究で、単純マンモグラフィとDBT併用検診により、要精検率は低減しがん検出率が向上した結果が報告されています。マンモグラフィ検診受診率向上に向けて、女性にやさしい次世代型マンモグラフィ装置の普及が期待されます。

*1: Digital Mammography A Holistic Approach, Peter Hogg, Judith Kelly, Claire Mercer, 2015

文責:GEヘルスケア・ジャパン株式会社 東尾良介

製品名: Senographe Pristina™
薬事販売名: 乳房用X線診断
装置 Senographe Pristina
医療機器認証番号:
228ACBZX00013000
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