患者団体が世界に!!
2014年4月1日
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野田 泰秀 氏 緑内障フレンド・ネットワーク 事務局長
緑内障という不治の病気の患者団体が、世界の患者団体を立ち上げるお手伝いをいたしました。
2000年に緑内障フレンド・ネットワークとして、わが国に設立された患者団体が2004年にアメリカのニューオーリンズで開催されたAAO(アメリカ眼科学会)総会に招聘され、各国の緑内障患者団体の人たちと討議を重ね、GIN(Glaucoma International Network)という組織を立ち上げてまいりました。
その後、2007年にシンガポールで開催されたWGC(世界緑内障会議)2007の場でGINを発展的に解消、新たにWGPA(World Glaucoma Patient Association)に改組されました。そして私もその中のボードメンバーの一員として活動をしております。
<WGPA http://www.worldgpa.org/>
WGCは、2年毎に世界各地で開催され、医師、製薬企業、患者団体等が一堂に会して、不治の病である緑内障の早期発見・早期治療を推進するべく様々な討議を行っております。ちなみにシンガポールの次はボストン、パリ、バンクーバーと続き、来年は香港での開催が予定されております。
その中で緑内障の啓発活動を世界で一斉に行おうという事になり、世界緑内障週間(World Glaucoma Week)がスタートしました。毎年3月初旬から中旬にかけて世界で一斉に緑内障の啓発活動が行われるのです。市民公開講座、スクリーニングテスト、パレード等、その国々に合わせた行事が行われております。そのイベントは世界緑内障週間のweb上にIDナンバーがつけられ地図に表示されます。わが国では、市民公開講座を開催して一般の方々に緑内障を知っていただき、早期発見・早期治療につなげ、中途失明原因第1位の緑内障の患者を1人でも減らせればと運動を続けております。
本年(2014年)は、
3月8日(土)東京大手町サンケイプラザ( ID: 1718_1389569052)
3月15日(土)ナレッジシアター(大阪)( ID: 1717_1389568921)
<世界緑内障週間 http://www.wgweek.net/>
において、当会主催の市民公開講座を行いました。また日本緑内障学会・多治見市・多治見ライオンズクラブ共催で市民公開講座及び眼科検診が行われました