第6回メディアレクチャー臨床での体外診断用医薬品の役割
2004年10月1日
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臨床での体外診断用医薬品(IVD)の役割
今回は、「臨床での体外診断用医薬品(IVD : In-Vitro Diagnostics)の役割について」を取り上げました。健康診断での尿検査や血液検査など、IVDは生化学検査としてよく知られています。しかし、IVDは病気を予防するための診断に用いられるだけでなく、現在では、たとえば、がん疾患の、治療後のモニタリングに用いられるマーカーとしてなど、臨床現場で重要な役割を果たしています。特に、高齢化が進み医療費の増大が問題になっている今日、いかに正確に診断し無駄のない治療を実施するか、またいかに疾病を早期に発見し、多額のコストがかかる治療が必要な状態になるのを予防するか、という点でも、IVDは診断・治療・術後管理のあらゆる臨床の場面においてなくてはならない価値を生み出しているといえます。
レクチャーでは、臨床検査が患者さんに果たす役割や貢献について診療前検査の導入などを例にご紹介し、また現在の医療体制の中で患者さんの視点に立って検査が院内で果たすサービス、及び今後の検査のあるべき姿について、さらに海外での現状についても併せてご説明いただきました。
日時 | 2004年10月4日(月)17時~19時30分 受付開始16時30分 |
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テーマ | 臨床での体外診断用医薬品(IVD)の役割について |
第1部 | 「体外診断用医薬品の役割-海外の現状」(40分) 通訳あり 講師:Dr. Peng Yin (アボットジャパン株式会社 アボットラボラトリーズ Scientific Marketing Manager) |
第2部 | 「臨床検査の価値」(40分) 講師:渡辺 清明(日本臨床検査医学会 会長) |