一般社団法人 米国医療機器・IVD工業会

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米国医療機器・IVD工業会

医療技術・IVDの例

高齢社会を反映して増加している病気の一つが、目の生活習慣病である白内障です。現在、日本では年間100万件以上の手術が行われていると推測されています。 白内障は、目のレンズの役割を果たす水晶体が白濁して視力が低下する病気で、最も多いのが老化に伴う老人性白内障です。白内障による視力低下は、60代で70%、70代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に認められます。

白内障のほかにも、角膜の損傷や緑内障などの疾患があります。また、視力矯正の手術も多く行われています。

眼

眼内レンズ

白内障は、透明だった水晶体(レンズ)が白く濁って視力が低下する病気です。濁った水晶体を取り除いて人工の眼内レンズを挿入する白内障手術が広く普及しており、大半の症例で視力が回復します。
1つの距離にピントの合う単焦点眼内レンズに比べ、多焦点眼内レンズは複数の焦点をもち遠くと近くにピントが合うため、ライフスタイルに応じて眼鏡をできるだけ使いたくない方に選んでいただけるようなレンズの種類も近年増えています。レンズによって見え方や手術費用に違いがありますので、医師とよく相談なさることが必要です。

白内障の患者さん体験談はこちら:老眼も治す多焦点眼内レンズ

緑内障インプラント

緑内障は、眼球内を循環する「房水」が停滞して眼圧が上昇し、目の後部にある視神経が圧迫されて視野が狭くなる病気です。失った視野は通常、取り戻せないため、早期発見、早期治療が何よりも大切です。点眼薬療法、レーザー療法、従来型手術が順に考慮されますが、それらが奏功しない場合には、房水を抜くための装置(インプラント)の埋め込み手術を行います。これにより、眼圧を下げる効果が安定して続くことが期待されます。日本緑内障学会の強い要望により2011年に承認され、翌年4月に保険適用となりました。

緑内障の患者さん体験談はこちら:突然の緑内障で両目失明の危機に

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